今この瞬間の自分は「未来(なりたい自分)」のために存在しているのではない

 

今回は、進化・成長に対する欲求が強かったり

叶えたい願いが強くある人が陥りやすいところだなぁと思った自分の気づきをシェアしたいと思います。

 

（と言うか、私自身がしばらく陥っていたのですが…笑）

 

私には叶えたいと願う大切な望みがあります。

「自分の現実創造は100%自分が行っている」

これは私の確信なので
どんな状況の時も先ずは
自分を深く内観するということを
ほとんど癖のようにやっています。

それは自分に対する「気づき」のためにやっていたはずで
自分を「直す」ためにしていたのではなかったはずなのに

望みを叶えることにフォーカスしまくっていた私はいつの間にか

「今の自分を変える（正しい状態にする）ことで

望みを現実化できるんだ」という発想で

内観に取り組むようになっていたのです。

つまり、自分へのダメ出し路線
（望みを現実創造出来ないのは、自分の中に何かNGなものがあるからだから、それを見つけなきゃ…いう視点からの内観）を知らない間に歩いていたんですよね。

LOVING を受けるようになって
以前はことあるごとに陥っていた自己否定や自責の思考をすることがなくなり
「どんな時でも自分の全てをジャッジせずに受容しよう。それが一番大切なこと」と思ってはいました。

だから、ついうっかりと（苦笑）自己受容ができている気分⁈になっていて
本当は、自分の思考と内面の深いところがズレてしまっていることに気づけなかったのだと思います。

 

今の自分が嫌だからこうなりたい。
そういう望みの抱き方をしたんじゃなかったはずなのに

「なかなかこの望みを叶えられないでいる私」

という状態がもどかしくて
そういう自分をジャッジしちゃってたんですねσ(^_^;)

 

自分の強い望みに対する執着からなのか

（どうしてこのダメ出しゾーンに陥ったのかは、もう少し観察してみるつもり。

↑こういう内観からの考察や研究？がほとんど趣味と化している　笑）

 

その望みを叶えた未来の自分が

今の自分より価値があるし素晴らしくなっている！

いつの間にか自然にそう思うようにもなっていました。

 

でも、だんだん
「今の自分が未来の自分を存在させるために生きている」
みたいになってしまっているのがしっくりこないというか
言葉にならない違和感があって
内観したり、瞑想したりしていたら
ある瞬間、夢から醒めるように

「そもそも今の自分は今の自分でAll OKじゃん！」と気づいたのでした。

 

なんで私は、未来の自分の方が今より素晴らしいかのように思ってしまっていたんだろうと。

 

今の瞬間の自分が、未だ望みを叶えられていないとしても
望みを叶えた未来の自分との価値の差なんて少しもありません。

 

だって
未来の私は、もう二度と今この瞬間の私には戻れない…。

望みを叶えた先の自分は
当たり前だけど、今のこの叶えていない状態の自分には戻れないんだ。

 

だったら、今の自分をもっとちゃんと感じ切ろう。
いつだって今は未来のための準備期間じゃないし（それだと死ぬまで準備期間になっちゃう　笑）
今をちゃんと見ないで、未来ばっかり目指してるのはむしろ勿体無いじゃん。

そう思いました。

 

元気いっぱいだろうと
体調が悪かろうと

何が出来ようと出来なかろうと

その自分は今ここにしか存在しない。

 

今この瞬間の自分は
全宇宙でもどの時系列でも唯一無二。

 

毎瞬間、今が過ぎたらもう違う自分だし

当然ながら明日の自分も今の自分とは違ってしまっている。

だから、どんな瞬間のどんな自分も等価値で尊い。

良・不良のラベルをつける必要なんてどこにもない。
「今、ただそうである」というだけ。
それを存分に感じればいい。

 

「《今ここを生きる》とか、
《私たちは既に完璧な存在である》って

スピリチュアルな話によく出てくるけど

こういうことだったのか！
やっとわかった気がする」と思って
ひとり静かに興奮したけど（笑）

またどこかの未来で
「あの時わかった気になってたけどやっぱりまだまだ浅かったな！」と

今とは違う理解をする自分と出会う時がくるのかもしれません。

 

でも、どんな時のどんな自分も等価値。

 

そう思って生きると
なんだか安心して今この瞬間の中にいられるような気がします。

 

どんな瞬間のどんな自分も尊い。
どんな瞬間のどんなあなたも尊い。

この瞬間にしか出会えないから
この瞬間にしか感じられないから

二度と味わえない瞬間が今ここにある…

 

いつでもそれを愛おしみながら
生きていたいなと思います。