他者がいてくれるということ
県外に暮らす家族も含め、人に会うことが極端に減った今までの約3か月間、寂しいとか、一人がつまらなくて耐えられないとか
そんな風に思ったことは正直一度もなかった。
もちろん、人との繋がりが煩わしいとか、全く不必要だとか、自分にとって無意味だとかいう風に思っていたわけでもない。
たぶんすごく新鮮だったのだ。
毎日ただ自分とだけ対話をしながら、その日の自分を感じて動くだけのシンプルな日常が・・・。
だから、あえて自分からはほとんど人と話そうともせずに長い間過ごしていた。
でも、そんな一人の日々を過ごしてきていま改めて思う。
他者がいてくれることの光を・・・。
自分の思考の癖にはまっておなじところをぐるぐるしてしまう時、
投影なく、私について感じたことや、思ったことをありのままに伝えてくれる。
その人がいる場所から、新たな視点を与えてくれる。
努力しても、本当には自分で自分を許しきれない時、ジャッジなく全てを受け入れてくれる。
私自身が自分の中の光を見失いかけた時も、私の光をみてくれる。信じてくれる。
そうやって、自分以外の人間が与えてくれるたくさんのこと。
人と話すことがすごく少なかったからこそ、それがよけいに濃く、際立って感じられた自粛期間だったなぁとしみじみ思う。