私の中の、私の居場所

図書館で借りてきた

『それもまた小さな光』(角田光代さん著)という小説を読みました。

 

こうした小説自体も、一つの小さな光だなぁとしみじみ思って

読み終えたあとになんとなくホッコリ。

 

別に大事件が起こるわけでもない

どこかにいそうな誰かの日常を描いた世界。

 

すごく衝撃的だったり

人生が変わったりするわけではなくても

私たちの心に小さな光を灯してくれるもの。

 

小さくても確かな

 

 

そういうことをしたくて

9年前「あかり」という名前のカフェを始めたんだったなぁ

久しぶりにあの頃を思い出しました。

 

カフェを開業しようと決めていた私の頭上にある日突然「あかり」という名前が

コロンと降ってきて(本当にそんな感じだったのです。「あ、名前がきた!」

みたいな 笑)

 

そうだ。

私が世界に現したいことのいろいろが

この名前に全部入ってる

そう思いました。

 

日常の中に

いつも変わらず存在している

誰もが素の自分になれる場所

 

そこで過ごした人の心にポッと小さなあかりが灯るような

そんな温かくて居心地のいい時間と空間を作りたかったのです。とても。

 

 

でも、今思えば

そんな場所を一番欲していたのは

その当時の私だったのかもしれません。

 

もちろん、その要素が全く私の中になければ

「あかり」という場所を生み出せなかったろうとも思うけれど

 

自分の中に本当には存在していなかったからこそ

自分がそれを求める気持ちを原動力にして

頑張って外側の世界に創り出したのかもしれません。

 

そして、大好きだったあの店を辞めることを決断出来たのは

私の居場所が、他ならぬ自分自身の中に

すでにあることが確信出来たからなのかもしれない。

 

なんとなくそんなことを思いました。

 

あやさんという師から学び

LOVING というエネルギーワークと

世界からのたくさんの愛を受け取り

自分自身を深く愛せるようになって

本当の意味で私は満たされたのだと思います。

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